9月2日(土)上智大学にて開催された「24条を変えさせないキャンペーンキックオフ集会」について、しるしる憲法S記者のリポートです!

日本国憲法 第24条
『婚姻は、両性の合意のみに基づいて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない』
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自民党改正草案 第24条
『家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。家族は、互いに助け合わなければならない。』

改憲草案では、家族による助け合いを義務化しています。

一見、「何が悪いのかな?」というこの改憲草案ですが、実は深い意味があるようです!

*憲法学者の木村草太さん 講演

日本国憲法の歴史・GHQ草案から制定までの経緯について、詳しくお話をしていただきました。
これは24条に限らず、憲法全体にかかわる重要な部分となりますので、改めて別の機会にまとめたいと思います。

*木村草太さんと北原みのりさんとの対談

北原さん:夫婦別姓訴訟は弁護に問題があるというお話はショックでした。
木村さん:裁判はかわいそうな人がいるから勝てるのではなく、法律にのった時、はじめて勝てます。

木村さん:自民党改憲草案は不評なのに、なぜ撤回されないのか?不思議だと思いませんか?
北原さん:そうですよね。
木村さん:不評なのはわかってるはずですから、チクチクとつついていくのがいいですよ。差別とか価値の問題で。
北原さん:差別は痛みなのに、男と女のどちらが得かなんてコストの問題にしていることが悲しいです。

*右派の動きについて:能川元一さん

・右派が変えたいところは前文、元首(生前退位と絡めて元首を天皇に戻すことも考えている)、9条、環境権、家族(24条)、緊急事態条項、96条

・とにかく日本会議や今の政府等右派はとにかくどこかを変えたいという欲求が強い。
与野党で合意しやすいところ(緊急事態条項)←本気でこれが変えやすいと野党も思っているならとんでもないと私は思う!

・右派論壇誌「正論」(産経新聞社)では安倍政権になって3回も家族の特集をしている。
具体的には下記3冊があります。

2014年3月号
【特集】蠢動する家族破壊主義者たち
《対談》何サマや最高裁!
婚外子・性転換「父」子裁判の浅慮と傲慢を糺す
評論家 西部邁/高崎経済大学教授 八木秀次
「日本人の家族観は変わった」の虚偽宣伝に騙されるな
産経新聞論説委員 河合雅司

2014年8月号
連続改正提言 日本を蝕む憲法「10の桎梏」 その4
家族保護条項なくして国栄えず
日本大学教授 百地章/参議院議員 山谷えり子/弁護士 高池勝彦
「教科書では中絶を女性の自己決定権、基本的人権という言葉で正当化しているが、なんという浅はか

2015年12月号
【特集 家族の復権】
報ステのスポンサー降板に同性婚・夫婦別姓…
軽佻浮薄な世の「自由」に異議アリ!
高須クリニック院長 高須克弥/麗澤大学教授 八木秀次/ジャーナリスト 細川珠生

*新自由主義と家族主義の結びつき、24条の意義 :清末愛砂さん

この24条を変える本当の目的は?
・戦前のように「家」制度的な家族の復活と役割を強くしたい
→監視国家、家族内の監視へ

・介護や保育などを、できるだけ「家族」でやらせる仕組みにしたい
→政府による社会保障をやめることができるから

*稲田朋美問題:藤田裕喜さん(NPO法人レインボーアクション代用理事・事務局長

? LGBT問題に接近している・・・稲田氏がハフィントンポストに寄稿したことは賛否両論ある
? 夫婦別姓訴訟を受けて通称使用発言 しかし、右派には通称使用も受容できない人たちもいるので24条改憲し家族の絆の強化も考えられる
同性婚実現でもいじめ、偏見等の問題は解決できない等々

*まとめ
各分野にいろいろな問題がある。これを解決するためのポジティブな議論をして24条を生かせる社会に!

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