本日(11月5日)朝日新聞朝刊「フォーラム・声」
テーマ:~若者、憲法に興味ない?~に掲載されました!

https://www.asahi.com/articles/DA3S13755198.html
(朝日新聞デジタル:リンク期限あります)

先日、取材を受けたCafe土瑠茶でのワークショップについて記事にしていただいています。

■ゲームで学び気づいた

 憲法なんて難しいこと、政治家に任せておけばいいと思っていた。それが間違いだと気づいたのは、「しるしる憲法」というワークショップを体験した時だ。ゲームを通して、旅行に行くのも文章を書くのも憲法があるから自由なのだと気づいた。改憲論争では9条が焦点になるが、憲法はそれだけではない。参加者で憲法前文を音読し、詩のような美しさと温かみに涙があふれてきた。(埼玉県 北野一美 48)
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 <生活守る条文たくさん> 北野さんは、個人の尊重を定めた13条や、11条で規定された基本的人権について「人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果」と宣言した97条が、自由を守る根幹にあると感じました。この後、別の勉強会でこれらの条文を聞いてストンと分かったそうです。長女は昨年高校3年生で参加し、法律に興味を持ち大学は法学部へ。憲法を心に届ける秘密があるのか、先月のワークショップを訪ねました。

 「毎日の生活の中で、よくやることを一つ書いて下さい」。各自が記入した紙を回収した司会者が1枚ずつ読み上げ、問いかけます。「これは憲法何条に関係するでしょう?」

 最初のお題は小学1年生の「絵本を読む」。手元に配られた条文集を目で追いながら、13条、19条、21条……と声が上がります。「文化的な生活という意味では25条も」

 参加した12人は若いお母さんが多く、お題も身近な家事が中心です。「片付ける」。思わず腕組みする面々に「何でもいいから想像してみて」と司会者。「引っ越しでゴミが出るから22条の移転の自由」「片付けないとゴミ屋敷ね」「それは迷惑。13条の『公共の福祉』?」

 1時間ほどで20の条文が挙がりました。「コーヒーを飲む」では98条。「豆の輸入の時、国際条約が関係するから」。正解とも間違いとも言いません。実は、憲法を隅々まで読むことがねらいだからです。

 「しるしる憲法」は首都圏の50代の女性6人が主催しています。安保法制が議論になった時、何か変だと感じてつながりができ、始めたそうです。「知らないうちに憲法が変わって不都合が生じていた、では困る。私たちの意思で決めないと」と溝井留美さん(51)と横山雅代さん(51)。

 教えるのではなく「あなたが考えて」という姿勢は、子育てで学んだと言います。「上から目線では引かれちゃいます」。9条ばかりを取り上げることもしません。生活と人権を守るための大切な条文は、他にもたくさんあると思うからです。口コミの出前講座を2年、参加者はのべ500人になるそうです。今後は、明治憲法や自民党改憲草案と比較するような会と、小学生向けのワークショップも構想していると言います。子どもの権利をテーマに「私は私でいい」と実感してもらう体験講座。人権の大切さを身近に感じることが、憲法の理解につながっていくと信じるからです。

 「97条に、基本的人権は将来の国民の権利とあります。その世代を育てる。1人の100歩より100人の1歩、と思っています」(吉田晋記者)

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